イーサリアム
2位に返り咲いてその地位を盤石にしているのがイーサリアムです。
一時はリップルに抜かれましたが、抜き返して安定しています。マイナス要因が払拭されてきているイーサリアムはこれからどうなっていくのか気になりますが、ここではイーサリアムというものがどういうものかご紹介したいと思います。
目次
1イーサリアムの基本事項
2イーサリアムの特徴
3まとめ
1 イーサリアムの基本直事項
・開発者
ヴィタリック・ブリテン
ロシア人のヴィタリック・ブリテンによって開発されました。開発さた当時、若干18歳ですよ!信じられますか!?巨額の金を手に入れてどんなことしたんでしょうか?www
・通貨単位
Ether
イーサリアムっていうのはプラットフォームの名前であり、通貨単位はEtherなんですね。
・時価総額
2.31兆円(coin market cap調べ)
ビットコインの8分の1ほどの規模ですが、ビットコインが時価総額大き過ぎるだけであって3位以下を大きく離した圧倒的な時価総額です。
ちなみにリップルの約2倍です。
・価格(9月17日現在)
21000円(DMM調べ)
・発行枚数
無制限とりあえず今は無制限ですが、上限を決めようかという話も以前出ていましたね。
エイプリルフールの時の発表でしたが、可能性がないわけではないと思います。
2 特徴
・代名詞といえばスマートコントラクト
他の仮想通貨でもスマートコントラクトを装備しているものが出てきていますが、スマートコントラクトを流行らせたのはこのイーサリアムです。
スマートコントラクトとは、仮想通貨自体に契約した内容を記録するシステムのことです。
よく引き合いに出される例として、自動販売機があります。
自動販売機はお金を入れるとそれに応じて商品との交換が可能になります。
元々自動販売機にお金を払った人に飲み物を渡すということがインプットされていますので、人が間に入らずとも正しい契約が実行されるんです。
また記録がブロックチェーンに残るという特性があり、後でズルをするということができません。証拠がデータとして残りますからね。
・人気の牽引役となったICO
ICOも他の仮想通貨で行われていますが、やはりイーサリアムが火付け役です。
ICOとは企業などが事業を起こすために必要な資金をトークンという名前の仮想通貨を発行して集める方法です。
株式会社のシステムに似ていますが、スピードや手軽さが圧倒的にICOの方がが早いです。
ですが、その手軽さから詐欺案件も多く出ておりアメリカのSECはICOに対しての監視を強めていくと発言しています。
・提携先は大物ぞろい
イーサリアムと提携している企業の集団をEEAと言います。メンバーはどれも超大手ばかりで、トヨタやマイクロソフトがその例になります。大手がこぞってイーサリアムの技術を使用するということはそれだけ将来性が高いということですよね。
面白い使われ方としてはNASAにも使われるそうですよ。
宇宙には隕石という障害物があり、ロケットの安全な移動のためにはこれを避ける必要があるんです。
この隕石を避けるシステムにイーサリアムの技術が使われることが予定されているそうです。
・Posへの移行
今現在イーサリアムのマイニングアルゴリズムはPowを使われていますが、4回めのハードフォークが完成するとPosに移行されることが予定されています。
PosはPowのように電力量勝負ではなく、イーサリアムの所有量により承認される確率が上がるがというものです。Powは大規模な施設を持ったものにしかマイニングができませんでしたが、Powなら所有量によってマイニングをする人が決められるため公平性が増加します。さらに無駄に大量の電気を使わないのでエコの観点からもプラスに働きます。
・複数のハードフォーク
イーサリアムはまだまだ進化の途中です。
イーサリアムの能力開発のためのハードフォークが四段階予定されています。
1段階目のフロンティアと2段階目のホームステッドは実行済みです。
3段階目はメトロポリスと呼ばれており、二つのフレーズに分かれます。
1フレーズめがビザンチウムで、これに関しては2018年の10月に実行されました。
2フレーズ目がコンスタンティコープルであり、2018年内での実行予定でしたが、バグが発見されたために2019年の1月に変更されました。
コンスタントティノープルではストレージの効率化であったりガスの使用量減少、ブロック報酬の減額などが行わました。
最後の4段階であるセレニティでPosシステムに完全に移行されるそうです。
・ライデンネットワーク
ライデンネットワークというのは処理速度を早くし、手数料も安くなるシステムのことです。
元々イーサリアムは処理速度が遅いというわけではありませんでしたが、利用者増のためにスピードが下がってきてしまったのです。そこでライデンネットワーク の搭載が決まったという訳です。
3 まとめ
一時期ビットコインが150万円近くに行った際にイーサリアムも大きく上昇しましたが、今ではその勢いも萎えており下降トレンドに戻ってきています。
ICOの規制が強くなってきているのもイーサリアムにとっては逆風です。
ですが、その圧倒的な知名度とICOでの規制が緩和されることにより更なる盛り上がりを見ることができるかもしれませんね。