Nemとは?
ネムは意外と仮想通貨をやっていない人でも知ってるんですよね。
コインチェックでの仮想通貨盗難で連日報道されて大衆に知られるようになったのかもしれませんね。
コインチェック問題の記憶も薄れてきている現在、ネムはどんな通貨になってきているんでしょうか、簡単にご紹介します。、
1 NEMってどんな通貨
ネムは2015年に生まれた仮想通貨であり、NEMという名称は「Nem Economy Movemet」の頭文字からきています。
意味としては新しい経済活動を目指し、今までのような国などに縛られない経済権を目指しているようです。
Nemを開発したのは
Nemというのはプロジェクトの名称で、通貨単位はXEMになります。
2019年1月4日の段階で時価総額16位です。
総発行量は8,999,999,999枚であり、最初に全て発行されていますのでこれから増えることはありません。
2 特徴
・カタパルトの実装
カタパルトが実装されると1秒間に焼く4000処理が実行されるとのことです。銀行での送金に使われているリップルでも1秒1500処理なので2倍以上になるってことですね。さらにクレジットカードのVisaでも3000なので、カタパルトによるアップグレードがいかにすごいかわかると思います。
またスマートコントラクとも使用できるようになるとのことです。
ただ、重大な問題もあります!それはなかなかアップグレードが始まらないってことです。元々は2018中にアップグレードって話もあったのですが実行されず、今ではカタパルトは一体どうなったのかよく分かりません。
これに関しては待つしかないでね。
・スーパーノード
スーパーノードとは普通のノードとは規模が違うネムの中核を担うシステムのことです。
ある厳しい条件をクリアした所有者がスーパーノードになります。
このスーパーノードになるためには複数の厳しい条件がありますが、スーパーノードになれれば1ヶ月約25万ほどの大きな収入が毎月所有者に入ってきます。
これに関しても問題点があり、ネムのスーパーノードによって報酬が支払いが2020年で終わってしまうそうです。その後の報酬がどこから払われるのかという問題が残っています。
・ブロックが作られるスピードが速い
ネムのブロック生成は1分間に一つ作られます。これに対してビットコインは10分間に一つであり、ネムの処理速度の速さが伺えます。
・ハーベスト
ハーベストはビットコインのマイニングのようなものです。
しかし、ビットコインのように大量の電気を必要とするわけではありません。
いくつか条件があり①10000XEM以上保有していること、②PCを使っていること、③ネム公式のナノウォレットにXEMを入れていること、④既得バランスが10000以上であることなどです。
またハーベストの種類にもローカルハーベスティングと委任ハーベスティングがあります。
・コミュニティが強い
ミートアップでのネムのイベントが行われ、ネム保有者同士での情報交換が行われています。これに関しては日本人が開発に関わっていだという理由から日本人の愛着が強いのかもしれませんね。、
Nemバーといって、Nemでの支払いができる店が渋谷にありますのでNemを所有している人は是非一度行ってみてください。
・アポスティーユ
アポスティーユはブロックチェーンを利用して公証をすることを指します。具体例としては自動車や不動産の登記などができるようになります。
さらに権利の譲渡が可能な点も便利な点です。
ちなみにアポスティーユを使用するにはnano walletと手数料4XEMが必要で
す。
・Polを採用
Polとは取引承認システムのことであり、コンセンサスアルゴリズムと呼ばれています。
ビットコインはPow、イーサリアムはPos(移行中)と通過によりその承認方法は違います。
ネムのPolは富の大きさや電力に依存せず、どれだけネムに貢献したかで評価される承認システムです。
簡単に言うと買ったり売ったり、送信したりすることにより評価されるのです。
そのため富の大きに依存する割合が小さいと言えます。
3 将来性
なんといっても現状ではカタパルトの実装がネムの将来を決める大きなイベントだと思います。
処理速度の向上、スマートコントラクトの実装が完了すれば提携企業や使用される分野も増えてくるのではないでしょうか。
問題点はいつカタパルトが実装されるかです。実装日が発表されるのを待ちましょう。
4 まとめ
少し専門用語も多くなってしまいましたが、これで大まかなNemの説明を終わります。
カタパルトによるバージョンアップが控えており将来に期待が持てる通貨の一つだと思います。
現状としてはバランス型の仮想通貨ですが、これから大きな武器が追加されるかもしれませんので方向性が明確になるかもしれませんね。